愛するペットにローラー鍼

いきもの

ローラー鍼を色々調べていたろころ、「ペットのために購入しました。」「我が家のネコちゃん用に」という口コミが非常に多くて、驚きました。

一体何がきっかけで、ペットへのローラー鍼が推奨された or 広まったのか分かりませんが、鍼灸師&動物好きの私にとっては、喜ばしいことです。

私はまだ猫にきちんとローラー鍼を実践したことがないので、是非実践しなくてはと思っています。実家の猫は吐き戻しの症状があるので、それが改善すればいいなと考えています。

実は鍼を直接打つとなると、日本では獣医のみしか治療を行うことができません。動物への鍼灸資格はありませんが、動物へ鍼灸治療を行いたいのであれば、獣医師の資格を取るしかないのです。

資格を取らなくても、家庭でのペットのセルフケアとしても使用できる便利な〈刺さないローラー鍼〉が重宝される理由がよく分かります。


ちなみに私たちの母校・神戸東洋医療学院の実習室にも、牛や猫などの動物の経絡模型が置いてあり、入学当初はびっくりしましたが、動物への治療というのは真新しいことではなく、昔から行われてきました。韓国のテレビドラマ・馬医は、馬の獣医だった主人公が人への治療実績を重ねて医者となる話です。

時代が移り変わっても、ずっと鍼灸治療が行われ続けてきたと考えるとなんだか感慨深いですね。日本の歴史では戦後鍼灸が廃止される危機がありましたが、今こうやって鍼灸師として鍼を扱って少しでも皆さんのお役に立てるよう生業とさせてもらっていることが、ありがたく感じます。

~あとがき~

トップ画像は、この間家出騒動を起こしたとは思えない程穏やかな表情をしている実家猫・トラ。

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