身体の浮沈を感じる

東洋哲学

日頃生活していると、身体の重だるさ、動きにくさ、違和感などを感じることはよくあると思います。

今の季節は梅雨真っ盛りなので、特に重だるいといった不調を感じる方は多いでしょう。東洋医学的には、痰湿(身体の中の余分な水分や脂質)等が蓄積されると身体が重だるくなるといいます。

西洋医学的には重だるさ(倦怠感)は、睡眠不足、ストレス、不規則な生活、運動不足、栄養不足、貧血、病気、などが原因とされています。

上記の何かしらの項目が、ひとつ以上当てはまる方は多いかもしれません。かといって、そればかりが原因とは限らないと私は考えています。

日頃の意識が心身に影響を及ぼすように、身体動作においても同じ事が言えるのです。


何も考えずに無意識に身体を動かすと、例えば手なら手先、足なら足先にのみ意識が向いてしまいがちですが、身体の中心へ意識を置いて末端へと運ばせる、という方が無理なく負担をかけずに動かすことができるのです。

龍樹会でも、院長がよく「丹田で身体を動かす」といった表現をしていますね。

丹田について詳しく解説をれている講師の方は世の中にたくさんいますし、だいたい臍から三寸くらい下の所だというのが一般的に言われている丹田の場所であり、ツボでいえば関元と同一とも言われています。

しかし、「丹田に対する認識が民族間で違う」という事を院長が以前話していて、それが個人的には1番しっくりとくる解説でした。

もたとえば同じアジア人でも、歴史・文化背景が違うと大きく異なる部分はたくさんあります。民族衣装にも意識が反映されているという話がとても興味深く、それによって身体動作も変わるので非常におもしろかったです。

丹田を軸にして身体の浮沈、重さ軽さを感じる事で、驚くほど動きがスムーズに変化もします。

気になる方は、院長に尋ねてみてくださいね。

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