急性胃腸炎が流行しています

感染症

ここ最近、下痢、嘔吐、腹痛を訴える患者さんが急増しています。

老若男女問わずこういった消化器系の不調が非常に多く、季節的なものも関連しているかと思います。小児科クリニックでも、下痢・嘔吐のこどもが増えていますね。

急性胃腸炎の多くは、ウイルスや細菌に感染することで症状が引き起こされます。ウイルス性の代表的な胃腸炎はロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルスです。ウイルスに汚染された食品を食べたり手で触れることによって感染しますが、便からも感染するのでトイレ前後の消毒・手洗いも徹底することで感染リスクを低減することができます。

嘔吐がひどくて何も食べれない場合、医者から「水分だけでもとれるようなら、できるだけ摂ってください」と言われることがありますが、飲むたびに嘔吐してしまうこともあり家事・仕事どころではありません。急性胃腸炎は、非常につらいものです。

私も先日、胃腸の調子が少し芳しくないことがありましたが、その日の昼に外食先で食べた食事のうどんが原因だったのだろうか?と、勝手に思っています。なぜなら、セルフサービスでトッピングを追加できるのですが、衛生的かどうかも怪しいですよね。あとはうどんに入っていた生卵・なまものが原因とも考えられます。

今年は例年より気温が急激に暖かくなりだしたこともあり、衛生面には十分気を使っていたつもりでしが、外食先では注意しようがありません。手や身の回りの消毒は常に徹底していますが、食べ物自体がいたんでいたらお腹を壊すのは当然ですよね。


胃腸炎は病院で血液検査などを受けても「原因不明」とされることもあり、点滴をされて痛み止めを処方されることも多いです。

胃腸炎になった時は脱水症状を引き起こすので、経口補水液をこまめに飲むことをオススメします。一気に飲むと、かえって胃腸に負担をかけてしまうからです。嘔吐の症状が落ち着いてきたら、お粥、豆腐、繊維の少ないものから少しずつ口にしていきましょう。


セルフケアとしては腹部にローラー鍼、お灸になりますが、あまりにも辛い時は安静に休むことも大切です。

~あとがき~

ちょうど黄砂が飛来していた時期とも重なるため、なにか関連があると思っても不思議ではないと院長が話していたので、なるほどと思いました。

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