薬の代用に漢方が活躍?

生薬・漢方

ある方から聞いたのですが、「薬価が高くなってきたり特定の薬の品切れが続いているため、ここ最近はふだん漢方を処方しない医者も漢方を処方する傾向にある」とのことです。

神戸市内の小児科クリニックでも、咳止め・シロップ等の品切れが続いており、代用の薬で処方が続いていることが多いのですが、場合によっては漢方も出したらいいのに、と内心思っています。


漢方が完全に薬の代用となるのか?と考えた時に、漢方に対する知識がない医者もいるので果たしてどうなのか、とは思います。

漢方に対して薬より良いイメージを持っている方も多いのですが、漢方には薬と同じ成分が含まれているものがありますから、当然過剰摂取や処方を間違えると効果を感じられなかったり、副作用が出る場合もあります。

漢方の中には即効性のあるものもありますが、どちらかというと患者さんひとりひとりの体質や状態に適したものを診て、その時に合わせたものをその都度出して不調改善に繋げていく傾向が多いと思います。


現在は病院で手軽に処方されるエキス剤がメジャーとなっていますが、確実に効果が出やすいのは煎じ薬(生薬を煮詰めたもの)です。煎じ薬は高価ですし、なかなか手が届きにくいというのもあるかもしれません。ただ、鍼灸と併用すると効果が出やすいというのも事実です。

実は昔の中国では、鍼灸も行われていましたが生薬によって不調や病の改善をするのが主流でした。歴史的な書物も、鍼灸よりも生薬に関するものが最初に多くまとめられているのです。

自分自身の知識を深めるためにも、登録販売者の資格を早々に取得したいと考えています。

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