「愛してもらった子ほど、遠くへ行く」
これは院長が龍樹会でも普段の会話でもよく話していることなのですが、この言葉を聞いてなるほど一理あるかも、と思いました。
よく言う「かわいい子には旅をさせよ」とも、似ているようで意味合いが違います。
冒頭の言葉の意味は、「親から充分な愛を受けて育っているから、遠くへ行ってもその愛をしっかりと受け取ったまま、強く生きていける。」
ということだそうです。これは生みの親でも育ての親でも同じで、愛を充分に受け取っているかどうかという事が重要です。
精神世界では時空間の話がよく出てきますが、どれだけ遠くても心が繋がっていれば現実的な距離は関係ないですよね。親子の絆は切っても切れないものですし、愛をしっかりと受けた子はどんな場所でも強く生きていけるのです。
親からの愛を「足りない」「もっと与えてもらいたい」と不足に感じたり潜在的に願う子や、親の愛を真っ直ぐに受け取れない子は一旦家を出ても結果的に親元へ戻ってくるケースが多いそうです。
もちろん、仕事の転勤や様々な事情・状況があるので一概にそうとも言えないのですが、この話を患者さんにすると「言われてみればそうかもしれないね〜」「そういえば知り合いの娘さんが〜!」と、頷く方が非常に多いのです。
大切に育てた我が子が遠く離れた地へ引っ越してしまうのを寂しく思ったり、家出したのかと勘違いする親も多いようですが、実はそうではないのです。
昔の時代は顔すら分からぬ遠方の相手の元へ嫁ぐ事もありましたが、親の愛を受け取っているのと状況を受け入れる忍耐力があったため、成立したとも言えます。
私個人の意見ですが、精神分野含めあらゆる事象に共通する心の在り方について、院長ほど熟知して実践している方はそう多くはないと思います。
院長の話を聞いていると、「親の心の在り方と意識が子供の成長・発達にどのように影響するか」という話が結構多くてとても面白くて勉強になりますし、その内容をまとめて冊子にしたいと思う程です。子育て世代には必見ですね。
気になる方は、院長に直接聞いてみてください。
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