2/10(土)龍樹会 目の意識、身体の体幹、表情筋と美容

龍樹会

まずはいつも通り院長の漫談から始まりましたが、全体を通しては様々なことに幅広く取り組み、盛り沢山の内容がギュッと集約されたような1日でした。

龍樹鍼灸院から歩いて数分の所にある、近くの商店街をフラフラ歩いているオッチャンをよく見かけるそうですが、いつ他の歩行者にぶつかってもおかしくはない状態で、とても危ないですよね。

私もその商店街へ買い物へ行くことが多いのですが、自転車を押しながらよそ見をしたり、どこへ行くのか定まっていない人をたくさん見かけます。

では、もし筋力低下・めまいが原因でないとすれば、何故フラフラ歩いているのか?と疑問に感じます。オッチャンに限らず、スマホをいじりながら歩いている人はフラフラと軸が安定せず歩いていますね。

筋力低下であれば運動・栄養指導も必要ですし、めまいであれば反応点では内耳の問題として捉えます。では、その他に考えられることは何でしょう?

「今まで何度も言っているけど、ポイントは目!眼球運動ですから」

院長によると、目線と身体動作が伴っていないが故にフラフラ歩いてしまう、というのが大まかな主旨でした。目線の先に身体を運ばせるのが基本中の基本だと、今まで何度も教わってきましたから、なるほどやっぱり目の意識か、と思いました。

不安定な歩き方をしている人は咄嗟の衝撃に対応できないため、簡単に転倒してしまうのです。目線がそれだけ大切ということは現代ではそこまで認識されていない、ということを改めて知りました。

龍樹会でも、これまで何回も眼球運動による頚部のストレッチ法などを行ってきましたが、どの運動療法の書籍にも眼球運動を主にしているものはないようです。そういう意味では、古来からあるやり方ではあるけれど、画期的な手法なのではと個人的に思います。なぜならこの動きの理屈をきちんと説明・指導できる方が、そう多くはないからです。


眼球運動も大切ですが、身体のインナーマッスルを如何にして鍛えるか、という話になりました。脚などの大きな筋肉やアウターマッスルは鍛えやすいですが、体幹の部分の特に腹斜筋に関しては普段あまり意識しないので鍛えにくいですし、どんどん衰えていきがちです。

肋間筋に関しても、普段から呼吸を意識しないのと同じく、おざなりになっている部分なので鍛錬が必要な部分でもあります。


後半は、手技において指を傷めない使い方の紹介でした。それを応用して、美容だけでなく鼻炎・歯の食いしばりにお悩みの方向けの手技を取り組みました。

患者さんを施術していていつも思うのですが、ご本人の自覚のある or なしに関わらず、顔周りの筋肉がガチガチになっている方は非常に多いです。むしろ、顔・頭部が健康!という人はまず見たことがないです。反応点で考えても、目・鼻・耳のどこかに必ず反応はでています。

私自身、一昨日からアレルギー症状がひどいのでローラー鍼を毎日していますが、やはり副鼻腔や前頭洞の部分に広く反応点が出ています。


咬筋へアプローチする手技では、Iさんをモデルにして院長が手技を行ったところ、顔全体のむくみがとれて目もパッチリでまるで別人のようになりました。

コツは力を入れすぎたり、拇指でギューギュー力いっぱいに押すのではなく、顔に沿って無理なく自然と指が動く範囲で行う、という事です。

私はMさんに実践してみましたが、側頭部が特に痛かったそうです。終わると顔・頭全体がスッキリして、アゴが開きやすくなったと直後効果を実感してもらえました。顔の表情筋へアプローチすることで、表情も豊かになります。

次回は2月17日(土)13:30~開催です。

〜あとがき〜

Hさんからバレンタインチョコをいただきました。GODIVAの限定品だそうで、美味しくいただきました!ありがとうございます。箱が可愛いので、捨てるのがもったいないです。

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