まずは腸腰筋へのアプローチから始まりました。
実は数年前にほかの職場で「腸腰筋論争」のような出来事があり、見解が治療家それぞれでした。
腸腰筋は、腸骨筋、大腰筋、小腰筋の総称です。今回手技で緩めたのは、腸骨筋です。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/腸腰筋
「腸腰筋には触れる事ができません」と言う方も多いのですが、腸骨筋にはアプローチできますし、大腰筋に関しては深部にある筋肉ですが、直接触れることはできはなくてもそこへ働きかける方法は色々あります。
鍼でアプローチする場合は、かなりの深さまで刺鍼しなくてはいけません。
当院では横刺を基本とする治療法なので、お尻周辺以外は深刺しすることはありません。しかしそういった緩めにくい部位へ直接的に働きかけが可能なのが、鍼の良さです。
後半は、身体をリラックスして側屈させるような動き、ボクシングのフックのような動作の実践がありました。
自分では分かりませんでしたが、かなり速いスピードで動けていたようで院長もビックリしていました。
腰部の回旋だけでなく、もちろん手の動きや膕を意識したこれまでの復習も兼ねたような動作だったと思います。
普段、仕事で座りっぱなしだったり、同じ体勢のは人には是非取り組んでみてほしい内容でした。
土曜日の龍樹会の後から、特に何か変わったものを食べた訳でもないのに、1日に何度も排便するようになり、これは便秘改善にも役立つと実感しました。
腰回りの不調というのは、確実に便秘にも関係してきます。
そして今日、ちょうど患者さんから便秘の相談を受けたところでした。
現在、肋骨骨折の治療中のため、腰部回旋の動きはできないですし、快便マッサージやローラー鍼をお伝えしました。
もちろん肋骨が完治したらどんどん動いて運動してもらうのがベストなのですが、80歳を超えているので、年齢的にも自分で取り組む手技やローラー鍼が適していると考えました。
次回は9/23(土・祝)13:30〜16:00です。
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