2つの不運タイプ

東洋哲学

不運の傾向は人それぞれで、細分化すると実に様々ですが、おおまかに分けて2つのタイプがあります。

そもそも、〈何を不運とするか〉という不運の定義は人によって違うので、結局は本人の捉え方や心の持ちようにはなってしまうのですが、今回はタイプとして大きく分けた場合をわかりやすく表現しました。


1つ目は、明らかに「人生うまくいっていないんです」「何をやっても無駄だった」「人生、後悔しかない」という方に多い、ネガティブ思考に陥りやすい、何事もスムーズに進まない、というタイプ。

2つ目は、一見明るく精力的で人生を謳歌しているようで、実は話をよくよく聞いてみると、「不運だらけだ」というタイプ。

このタイプは華やかだったり、人付き合いがうまく顔も広く、常に人に囲まれて過ごしています。当然、周囲は不運だと思いもしません。

相反するような不運タイプですが、実は後者のタイプの方が、強い負の揺さ振りがあった時に精神的に参りやすい印象を受けます。

現実から目を背け、自らの思うように過ごせる〈逃避行動〉が何らかの理由で出来ない環境を強いられた時に、一気にガタガタと崩れ落ちやすくなるのです。


人間の人生は平坦ではなく、山あり谷ありです。

運、つまり波動に関しては先天的・後天的なものがありますが、例えば先天的な〈家庭環境〉に関しては自分ではどうにもできません。


いわゆる〈親ガチャ〉という単語が最近は広く使われていますが、実はこれは間違っています。

〈親ガチャ〉は、生まれもった容姿や能力、家庭環境によって人生が大きく左右され、「生まれてくる子供は親を選べない」という事を、ゲームのガチャと掛け合わせたスラングです。


正確には、生まれてくる前に子供は親を選択しています。母親の胎内にいる時の「生まれる前の記憶」ではなく、「受胎前の記憶」があるという方や、そういった話は頻繁に耳にします。

「じゃあ、虐待された子供や、幼くして病死した子供はなんだったのか」「早死にする運命を、自ら選ぶことなんてあるのか」

と疑問が湧いてくると思いますが、実はそれにも理由があります。

長くなるので、今回はその理由は伏せておきます。

受胎前記憶に関しては、流産や死産後の母親のメンタルケアとして積極的に取り入れている医療機関や鍼灸院もありますが、精神分野では大昔から既に周知されている内容で、全く真新しいものではありません。

話は少し逸れましたが、いずれにしても〈どれだけ自分の性質や状況を俯瞰できているか〉が重要で、常に心掛けておきたいポイントです。

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