白露と秋のにおい

現象

本日9月8日からは「白露」で、暦上ではすっかり秋です。

まだまだ暑い日が続いてはいますが、朝晩は涼しい時もあり、秋の匂いを感じます。1番好きな季節なので、秋の到来が嬉しいです。

二十四節気「白露」 秋を感じられる体験とは?
早朝などに草木の先や花に露(つゆ)が結び、白く光って見える――。「白露(はくろ)」はそんな時季です。今年(2023年)は9月8日(金)から9月22日(金)までとなります。残暑は遠のき、秋の気配が色濃くなっていく白露。私たちはどんな景色を見て、どんな体験をすることができるでしょうか。

最近は「外がもう、秋の匂いがしますよね。」と周りに言うと、あまり共感されない事が多いのですが、四季を敏感に感じるセンサーは常に働かせておいた方が良いです。

もし東洋医学的治療を軸にしている鍼灸師であれば、なおさら四季や二十四節気は意識しなくてはなりません。


現代では、電車でも街でも人が集まる場所に行けば必ず過剰な程の化学的なにおいを感じます。柔軟剤や整髪料、香水などの化学物質による「香害」アレルギーや頭痛も見過ごせません。

そして案外、この「香害」について知らない人が多いものです。最近は積極的に香害を知らせる自治体も増えています。不妊治療専門の鍼灸師さんも、この香害の影響について何度も情報を発信されていました。爽やかな香りに感じても、化学的な匂いは人体には悪影響でしかないのです。

https://www.city.ushiku.lg.jp/sp/page/page011607.html

現代人は化学的なにおいに慣れてしまい、「自然の香り」「季節のにおい」が分からなくなっています。

私に関しては、母や私自身が季節の移り変わり・雨が降る前のにおい等について互いによく話しをするので、なんとなく無意識のうちに意識するようになっていたのかもしれません。

ちなみに、母も私も強すぎる化学的なにおいが苦手で、母はひどい時は柔軟剤のにおいによる頭痛で寝込んでしまう時さえあります。

治療院のルームスプレーやお香も、アロマ成分由来のものを使用したりと、何かと工夫しております。

嗅覚と四季への意識を高めるためにも、鼻へのローラー鍼はかかせませんね。

〜あとがき〜

帰り掛けに、当院1階エントランスにてコオロギを発見しました。秋の到来を、より一層身近に感じます。

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