8/26(土)龍樹会 向き合う力

龍樹会

最初に、足根骨・足首の調整を行いました。これは自分で調節するのが難しいので、人にしてもらわないといけない手技です。調整後は足元が楽になり排尿が促進され、スッキリ。

古来から、民間療法としてこのような調整は老若男女誰もができたとされています。何故なら、当時は医療が現代ほど発達していないために、「自分で自分を治す」という意識が強かったからです。

現代においては、治療や調整は「一方的に施術者が行うもの」という認識が強いのですが、実はそうではなかったのです。


今回は膝裏の「膕(ひかがみ)」を意識した動作が中心で、あらゆることに応用できます。

例えば「なんでやねん!」の高速ツッコミをする場合、ただ手だけを動かすのではない、というのが分かり、全員「なるほど~!」と、納得。

「本来、膝が悪くなりにくいはずの日本人が膝痛に悩まされているのは何故か?」この原因には、実は服飾・生活様式の変化、和式トイレの減少等があり、確かにその通りだと思います。つまり膝の痛みを単に老化、器質的な問題のみとして捉えるのではなく、文明開化で大きく変わった日本人の生活様式に着眼しなくてはなりません。

身体の使い方が大きく変わり、気を感じることすらできなくなると、ケガ、病気、事故は当然増加します。昔では、気(間合い)を感じることが出来なければ、一発で斬り殺される時代です。

「いのちのやりとり」が成されず、安全が保障された現代日本の暮らしが当たり前だと危機感は薄れますし、気を張る必要性はなくなります。

いのちのやりとりが成されていた時代は「向き合う力」が自然と身についていました。なにも危険地域で暮らすべき、というわけではなく、「人や物事に対して向き合う力を如何にして養うか?」という部分を考えながら過ごしていくことは重要だと私は思いますし、院長も常々龍樹会で何度も何度も話しています。

龍樹会では、参加する度にこの「向き合う力」が自然に体得できるように思えます。本当に、現代においては貴重な場です。


先々週も参加されたCさんは、最近歩きすぎ&転倒により足首周辺に痛みがありましたが、楽になったとのことで良かったです。

龍樹会は、続けて参加することで理解がどんどん深まる場です。見学ご希望の方、興味のある方はいつでもご連絡ください。

次回は、9月2日(土)13:00~16:00開催です。

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