交通事故に何度も遭う人

現象

当院ではなく他院での話にはなりますが、交通事故に何度も繰り返し遭う患者さんは、案外多いものです。

「あれっ、◯◯さん、また交通事故で通院!?」と内心思うのですが、交通事故の自賠責保険で鍼灸整骨院に通って治癒しても、また1年も経たないうちに事故に遭って来院される方が何名もいらっしゃいます。


例えば自動車やバイク事故で、加害者が故意に車で跳ねようとしたというのを除外したとして、加害者・被害者の双方の事故要因は様々です。

悪天候、見通しの悪い道路、信号無視、スマホを見ていた、よそ見をしていた、睡魔に襲われた、薬の副作用で眠くて意識が飛んだ、瞬間的に目眩を起こして操作を誤った、その地域に住む人々の運転が荒い、そもそも自動車やバイクの運転が苦手だった…など、たくさん挙げることができます。

しかし、この羅列は目に見えない部分の要素については触れていません。

院長が以前教えてくれたのですが、交通事故=摩擦、つまり概ね人間関係の摩擦を意味するそうです。

「それって、ホント?」「事故とは無関係だろう」と思う方が多いでしょうが、交通事故に何度も繰り返し遭う方の話を聞いてみると、事故とは別件で職場や家庭内での争い・問題・裁判沙汰が起きている人が実際に多いのが事実です。東洋哲学の一分野でも、交通事故で少しの怪我で済んだ場合、軽い負の顕現であると私も学んだので、妙に納得ができます。

人間関係の摩擦が大きければ大きい程、事故の規模にも比例します。

ただ、これが死亡事故や大きな後遺症が残るものであった場合は、また意味合いが大きく変わってくるものです。

労災や単独事故でも、また捉え方が変わってくるので実際には事故内容を細分化して観る必要性があります。

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