これまでは〈痛風=男性がなるもの〉という認識が強かったのですが、女性の痛風患者が急増していると、昨日の夕方のニュースで取り上げられていました。
意外にもイワシにはプリン体が多いようですが、イワシには脳を活性化させるDHA・EPAも多く含まれています。
お酒ではビールにプリン体が多く、焼酎では0mgとのこと。
今年はコロナ明けで、各地でビアガーデンや楽しく食べ飲みができるイベントが開催されていますし、ついつい暴飲暴食しがちな季節です。
特に海に囲まれ湿気の多い日本では、夏に冷えたビールをグビッと飲み干すのが爽快に感じます。
もちろんお酒だけが痛風の原因になる訳ではなく、食生活も直接関係しています。
「もともと赤肉を食べなかった日本人の食生活が急激に欧米化し、腸内細菌叢が変化した事があらゆる病気が増加した原因」と、ガット・フレイルの提唱者の先生は話されています。
痛風に限らず、慢性腎炎、糖尿病、パーキンソン病、認知症、うつ病などの様々な病気と脳腸相関は非常に興味深く、今後さらに注目される分野だと感じ、鍼灸師が積極的に啓蒙し意識して治療をすべき内容だと思います。
痛風は、尿酸値が過剰になることで結晶化し、関節内に溜まり炎症が起きて腫れ、痛みを伴います。
痛風発作が起きると、激痛や発熱を伴い、日常生活がままならない事もあります。
痛風の予防・再発防止には、原因となる食事の見直しも当然必要ですが、鍼灸治療による改善例は多くみられます。
〈反応点治療〉では、皮膚に直接触れて他とは明らかに異なる皮膚領域を感じ取り、内臓の不調にアプローチができるため、痛風予防に非常に効果的であると考えます。
痛風患者の方の反応が出やすい腎臓、肝臓、そして痛みの出ている局所への鍼灸治療が主となります。
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