7/1(土)龍樹会 求心力・遠心力

龍樹会

ここ最近、週1で定期的に治療を受けられているHさんは、「全身の痛み・しんどさが軽減されている」とのことでした。

しかし、セルフケアとして自宅でローラー鍼をしようと思っていても寝落ちしたり、つい他の事をしていると忘れがちだというので、TVやYouTubeを見ながらでも良いので、ローラー鍼の習慣を毎日つけていただくようにお伝えしました。


今回の龍樹会では、前回の印を組む動きや、これまで行った動作、身体の歪み調整など、様々な確認を行いましたが、ペアを組んで〈自分が求心性なのか、それとも遠心性の動きをしているのかを意識することで相手の動きが変わる〉というものが主でした。

ちょっとコツを掴むまで時間がかかりそうな気もしましたが、慣れてしまうと、おもしろく動けるものです。

また、これまで何度も復習していますが、肩→肘→手首→指先、或いは指先→手首→肘→肩を波打つように使う事で無理なくスムーズに動けるというのが、何回やってみても目からウロコですね。武術では当たり前のことだそうですが、改めてひとつひとつの動きを分解してみると、なるほど!と思います。

私たちは、集中したり、頑張ろう!と思うと、どうしても肩肘張ってしまいがちです。また、そうすることで噛み締め癖が付いてTCH (Tooth Contacting Habit)になりやすい状態をつくり出してしまいます。

このTCHの状態が長く続くことで、顎関節症、頭痛、疲労感、うつ症状、不定愁訴など様々な不調を身体に引き起こします。TCHの予防・改善には、鍼灸治療・身体を楽に正しく使う事が非常に効果的です。


この日は、Iさんが何気なく両膝を床に付けたままスルスルと動く膝行をされていましたが、普通ではなかなかできない動きだそうですね。

あとは手技にしろ何にしろ、快→不快、不快→快の状態になり好転させるもの等の、細かい部分の話も院長がされていました。


一般的には「腕振り運動」と認識されているスワイショウですが、ただ腕を振っているだけではない、というのが龍樹会に参加する度に毎回思いますし、理解がどんどん深まります。

短い時間でも、内容が凝縮されて盛り沢山に感じた1日でした。

次回は7月8日(土)13:30〜開催です。

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