10年ほど前のことなのですが、かつて実家の農地があった石狩川の川べりで野生のフキを採った時の話です。
フキは全国各地どこにでも生えてるイメージですが、採ったことはないという方も多いと思います。
フキはほとんどが水分ですが食物繊維や栄養が豊富で、春フキは今が旬の時期です。
フキを採る時は、中の穴に黒い毛虫がよく隠れている事があるので注意するようにと祖母に言われました。
フキに関しては、足寄の有名な「ラワンブキ」も気になりますし、祖母も一度は見てみたいと話していました。
ラワンぶき
北海道足寄町公式ホームページの「ラワンぶき」です。
北海道の名付け親・松浦武四郎が書いた「石狩日誌」からも、フキにふれる場面が書かれています。
https://www.hkd.mlit.go.jp/sp/kasen_keikaku/e9fjd600000002ee-att/e9fjd6000000035w.pdf
〜あとがき〜
現在、この川べり付近は2021年の熊出没騒動により、注意の看板が立てられています。
となりのヒグマ 2021 ヒグマがマチにやってきた web | NHK北海道
【NHK】2021年6月、山も森もない札幌市東区の市街地にヒグマが現れました。4人がヒグマにけがを負わされる人身事故にもなった出没は、これまでに経験したことがない事件でした。ヒグマはどこから、どうやってやってきたのか。今回の出没は、人間とヒグマの関係が新たな段階に入ったことを知らせています。2021年9月25日 あさ7...
農地があった場所のすぐそばなので、今まで先祖や家族が農作業中に羆を見かけなかったのが不思議なくらいだとも思いましたが、もともとこの周辺は平地で羆が出るような場所ではなかったとのことです。
そして、この事件の羆は石狩川を泳いで渡ってきたとされる極めて特異な個体だったようです。いずれにせよ、いつどこに熊が出るか分からないので、常に用心しなければと思いました。
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