実家から新鮮なほうれん草が届いた!と思いきや、「ほうれん草の袋にギョウジャニンニクを入れて送った」と、母から連絡がありました。
ほうれん草にしては、なんか変だなぁ?と思っていたので、謎が解けてよかったです。
「ギョウジャニンニク」は、私たちが普段よく食べるニンニクと同じネギ属で、ニンニクによく似た強い匂いと辛味が特徴的です。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ギョウジャニンニク
地域によってはあまりメジャーな食べ物ではないようですが、高級山菜として4〜5月頃に出回るこの季節限定のたいへん貴重なものです。
ギョウジャニンニクの名前の由来は、修験者が山籠りの際に密かに食べて体力を維持していたという事からで、北海道では「アイヌねぎ」とも呼ばれています。
栄養抜群で滋養強壮効果があり、このくらいの大きさになるまで、なんと5年程かかるそうで、幻の山菜として知られています。
栽培が難しいとされていますが、実家の畑で今年からチャレンジしています。
下の写真は母が作ったギョウジャニンニクの醤油漬けの瓶詰めですが、ご近所の方が山で取ってきた天然物でたいへん貴重なものを使用しています。
醤油漬けはお肉と一緒に食べたら美味しいのですが、食べすぎると、翌日も結構においが残ります。
機会があればぜひ食べてみてほしい山菜です!ギョウジャニンニク入りのハンバーグ、ソーセージもかなり美味しいです。
〜あとがき〜
毎年この季節、山にギョウジャニンニクを求めて遭難者が出るとも言われています。
また、有毒のスズランやイヌサフランにも見た目がかなり似ているので、山で採る場合は要注意です。
見分け方は葉の枚数や、茎の切り口がニンニク臭がするかどうかで見分けるようです。
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