4月下旬〜5月上旬にかけての風邪症状

鍼灸

神戸市内の某小児内科での話ですが、2月はCOVID-19とインフルエンザ、3月は胃腸炎、4月下旬〜現在にかけては咳、喘息、のどの痛みといった呼吸器系の症状が多いように感じられました。

特に土用期間にかけては子どもだけではなく、大人もゲホゲホとひどく咳き込んでいて、声もガラガラで痰がやたら出る、という方が多いです。

「コロナ、インフルも陰性なのに、一体なんなんだろうか…」

「熱は下がったけど、ずっとしんどい」

「病院へ行って薬も貰って飲んでるけど、なかなか良くならない」

といった話もありました。

なんらかの感染症、あるいはアレルギーによるものとも推測できますが、症状が重い方がこの時期多く見受けられます。

黄砂は3〜4月がピークですが、5月も日本に飛来することがありますし、黄砂はアレルギー、呼吸器、循環器疾患を起こす原因にもなります。

反応点としては喉、気管支、鼻の粘膜が弱り、外部からの刺激に過敏になっている状態で、さらに肝臓の免疫力が弱っている、とも考えられます。

東洋医学的には、五行の相尅の関係もありますが、土用期間の土気作用の影響が強く働いているとも考えられます。土気は、ゆっくりジワジワと、知らぬ間に身体を蝕んでいきます。季節の大きな流れは、誰しもが影響を受け、避けられないものです。

朝晩の温度差も激しく、乾燥による室温湿度の影響も強いでしょう。

週明けからは、GWの遊び疲れがドッと押し寄せ、体調を崩す方もこれから多いと予想されます。

ちょっと喉がイガイガするかも?と思ったら、私は頓服で板藍根を服用して予防しています。

あとは、アレルギーが酷いときは薄荷飴をなめるとのどがスーッとして症状が和らぎます。

鍼灸の強みは、〈原因がよく分からない不調の改善〉や、〈身体本来が持っている免疫力を高める〉という点にあります。

風邪症状も、そもそも免疫力が高ければ身体の免疫システムがウイルスを駆逐するので症状がひどくならずに済むのです。

GWが明ける前に身体のメンテナンスを心掛け、残りの5月も快適に過ごしましょう!

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました