土用期間の過ごし方

東洋哲学

本日から5月に入りました。

GW中、皆さんはどのように過ごされますか?1日、2日は仕事だけれど、3〜5日はゆったり過ごしたり旅行するという方も多いかと思います。

暦上では4月17日〜5月5日までは「春土用期間」となっており、過ごし方に注意が必要な時期とされています。

土用期間とは、立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間の期間を指し、季節の変わり目に設けられています。

東洋哲学的には、この時期は土気作用が増すために、土いじりは極力控えた方が良いとされています。

何故なら土気の持つ腐敗作用を受けやすく、体調を崩したり、病状が悪化しやすいからです。

では、農家やガーデニングが趣味の人はどうなるのか?となりますが、普段から土に触れている方は身体が土気に慣れているので、そこまで影響を受けないそうです。

土気は胃腸、膵臓、脾臓などの消化器系、身体では四肢とも関連し、象意では基盤、土台という意味も含みます。

そういった点から、土用期間は特に身体の土台でもある下半身や丹田の部分を意識して養生します。

前回の記事、〈丹田への意識と位置〉もぜひ合わせてご参照ください。

人間も動植物も、土用期間は準備の時期です。あまり無理をせず身体を正しく養い、快適なGW明けを迎えましょう。

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