4月前半・龍樹会まとめ〜内臓を正しく養う〜

龍樹会

4月1日に引き続き、本日はむくみや腫れに対しての調整法を実践しました。

むくみは誰にでも起こる事で、夕方になれば下肢がむくんでしんどい、靴下の跡が取れない、という方はとても多いです。しかし、顔のむくみが暫く取れないようであれば要注意です。

膝の腫れや炎症に対しての捉え方については、昔と現代では正反対の考えと対処法だったというのがおもしろかったです。

現代では何処の治療院へ行っても熱感のある炎症性の腫れに関しては、まずは冷やす事が第一とされています。授業でも、外傷の場合はRICE処置という応急処置について習います。

では大昔は、戦の場で捻挫をした場合などはどう対処していたのでしょうか?

例えば忍者が捻挫をしたからといって、任務を中断して休みます、というわけにはいきません。アイシングのための保冷剤だって、当時はありません。

では一体どうしていたかというと、怪我をした部分の関節や筋肉、スジを自らで正しい位置に戻し、痛みが引いて動けるようにしていたそうです。この話にはビックリ仰天でしたが、詳細は院長が詳しいので興味のある方は聞いてみてください。どんなことでもそうですが、時代が違えば何が良くて正しいとされているかが全く違うことがあります。

前回はペアになって足の陥谷(かんこく)という足陽明胃経の経穴周辺を使った調整を行いましたが、普段さわらない部分なので案外痛いものです。

足の指がそれぞれの臓器に対応していますが、足の小指が重要なポイントとなっていて腎臓の排泄、再吸収の働きと関連しています。自分自身で小指を触る習慣をつけることの大切さを、改めて実感しました。しかし自分で触るとどうしても手加減してしまうので、これは人にしてもらった方が効果絶大です。

家族やパートナー、友人と毎日触る習慣を付けるように心掛けてはいかがでしょう。

腎臓の働きが弱っていたり、頻尿だけれど尿が少量しか出ない、器質的に何かあるという方は、足の小指が曲がって変形してきたり、触ると強い痛みが出ます。

女性は子宮筋腫、乳腺症、産後の乳腺炎などの婦人科疾患になりやすい傾向のある方は、小指の付け根にゴリゴリした固いものができやすいとのことです。

私はもともと腎嚢胞や腎結石もあり、先日の検診で子宮筋腫も見つかったので、小指は触られると飛び上がりそうなほど激痛が走ります。

それでも、自分で毎日小指を触っていると身体が楽で疲れにくくなったり、排尿回数が少なります。

院長曰く、古来から足裏療法が単体で使われるということはなく、他の手法と組み合わせて使うものだったそうですが、現代人は身体が弱っているので足裏療法のみでも効果を実感できるんだそうです。(現代日本人の足に関する記事はこちら

内臓は、老化と共に確実に弱っていきます。食養生や生活習慣で気をつけている方はいても、〈身体を正しく動かして内臓を養う〉という事を学ぶ機会は、そう多くはありません。

そこで唯一自らの意思で動かすことのできる内臓・肺を意識した呼吸が大切なのです。龍樹会では、他では学ぶことのできない身体の養い方を、みなさんで実践しながらお伝えしています。院長が30年近く行っているこの龍樹会ですが、やはり他にはない大切なことを教えてくれる場だなぁ、と私自身参加して毎回実感しますし、その部分に関しては自信を持ってお答えできます。

あと今回面白かったのが、「息を吐いた時と吸った時の呼びかけ方で、聞こえ方が異なる」というものでした。

聞き手を惹きつけたい場合、或いは遠ざけたい場合はどういった呼吸で発声したらよいのか?というのがシンプルですが、これはどの業種でも実践できるものだと思いました。

そして肩・首の症状に対する斜角筋のアプローチは非常に効果があり、次の日から驚くほどに身体が軽く、楽になりました。

前回の復習をしたあとは、本日のテーマである腰椎1番、2番の調整法でした。身体をゴリゴリ強く押されるマッサージや整体とは全く異なり、非常にソフトな皮膚刺激で、身体を正しい位置に戻して寝た状態のままじっとしているというものです。

「えっ、たったそれだけで良くなるの?」

と思う方が大半だと思いますが、強刺激=治療効果が高い、とは限りません。むしろマッサージにしろ鍼灸にしろ、強刺激を受け続けることは身体にとっては決して良い事ではありません。ローラー鍼にしても、心地よいソフトな皮膚刺激を与えることにより、身体の状態が改善していくものです。

本日は調整をしてから、お腹がグルグルと活発に動き出してきて、朝一に排便をしたのにも関わらず、途中でトイレへ行きました。

腰椎に加えて仙骨も歪んでいたので調整してもらったので、なおさら腸が活発になってきたのだと思います。

次回は、4月15日(土)13:30から当院で開催します。興味のある方は、いつでもLINEで友だち登録→メッセージにてご連絡くださいませ。

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