学生の皆さん必見!〜卒後すぐの開業について〜

おしらせ

卒業した神戸東洋医療学院から届いた卒業生向けの会報誌に、当院と私たちの名前が掲載されていました。

実は届いた当初は気が付かず、後から読み直した時に発見しました。

同期や後輩も、続々と開業されているようです。

鍼灸学校によって授業内容に特色がありますが、神戸東洋医療学院では開業について後押ししてくれる先生が非常に多かったように思えます。なので、開業思考の生徒が他校よりも多いのではないでしょうか。卒後はとりあえず勤務しても、そのうち開業を視野に入れている方も少なくはないでしょう。

開業前に、知り合いの鍼灸師などからは、

「勤務を重ねて5〜10年くらい下積みをして、その後に開業するべき」

「卒後すぐに開業するのは、早すぎでは?」

「経験がないのに開業するのはリスクが高い」

「鍼灸だけでは食っていけないから柔整の資格もとったら?」

と、こんな事を言われることもありました。

鍼灸学校では一通りの技術を学んでいますし、実際に臨床で活躍している先生も「学校での基礎をしっかりと習得すれば、それだけで十分です。そうすれば、卒後はすぐに開業しても問題がないレベルの技術が身についています。」と仰っています。

実際に、私たちの周りの先輩も卒後すぐに開業されている方が非常に多いです。

もちろん、何事もメリット、デメリットがありますからその両面を充分に考慮する必要性はあります。

技術云々や治療効果が出せるかという事ももちろん大切ですが、学生時代の臨床実習では、問診や患者さんとのコミュニケーションをどのようにしたら円滑に進めることができるかという部分もかなり大切で、意識する必要があると思います。

卒後すぐの開業で当然課題となるのが、開業資金です。日本政策金融公庫からお金を借りるにしても、ある程度の貯蓄がないと承認がおりにくい上に、作成した事業計画通りに事業が進む人は全体の2割しかいません。しかし綿密な計画も無く勢いや運で開業に至ったという先生も中にはいらっしゃいます。

ちなみに、私たちは気学やその他のタイミングが合致したので開業に至りました。私自身実践哲学を自ら行なっている訳ですから、実践しない訳にはいきません。

経験年数を積みたい方や鍼灸師としての自信をつけてから開業したい、という人はその方が良いでしょう。

ちなみに当院は鍼灸院としてはスタートしたばかりですが、院長に関しては治療家歴は30年以上、私はアロマセラピストとしての経験もあるので、それも含めると7年くらいでしょうか。

しかし決して、経験年数で施術家の全てを測れる業界ではないとも思います。

例えば、20年以上の経験があっても微妙な治療家はたくさんいます。

私は鍼灸以外にも10代の頃からリラク、エステ、整体にあちこち通っていて、施術を受ける度にやはり施術家の経験年数や肩書きが全てではないとひしひしと感じていました。

この業界は腕前だけではなく治療家としてのセンス、人間性も問われると個人的には思いますが、やはり困っている方々の健康の礎になりたいという気持ちが、まずは大切ではないでしょうか。

開業について少しでも参考になればと思い書き綴りましたが、何かご質問や実際に見学になどご希望でしたら、いつでもご連絡ください!

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