眼の周辺が勝手にピクピク動く!「眼瞼痙攣」と「眼瞼ミオキミア」の違いは?

鍼灸

昨年12月、顔の右側の目の周辺が何もしていないのに勝手にピクピクと動いてかなり不快で、自分自身でもローラーでケアをしたり、院長に治療をしてもらっていました。

子供の時からよくこういった現象は多かったのですが、自然に治る事もありました。しかし、今回はかなり長期的で、毎日目の周りのどこかしらがピクピク動いていたので、本当に気になって仕方がありませんでした。

こういった経験のある方は非常に多く、実際に愁訴として訴えている患者さんも、現在当院に通われています。

このような不随意的な痙攣が続くと、「眼瞼痙攣(がんけんけいれん)かな?大丈夫だろうか」と思いがちですが、もし片方の目の周辺のみがピクピクと動くようなら、「眼瞼ミオキミア」の可能性が高いです。

あまり聞き慣れないこの「眼瞼ミオキミア」ですが、一般的には眼精疲労、ストレス、睡眠不足、眼局所の病気が原因になるとされています。

私の場合、生活面を振り返ってみると普段より睡眠時間が短かかったり、ドライアイがひどく目薬を何回も点眼したりという事が12月は多く、さらに側頭筋〜眼にかけての反応が顕著に出ていました。

反応が出ている部分への毎日のローラー、そして腹部の鍼灸治療により反応は改善されていき、年明けの1月には症状がピタリとおさまっていました。

左側が反応点ローラー

患者さんのケースでも、主訴は全く別の事柄でしたが、同じように片側の目の周辺がピクピクするとのことで、側頭筋、眼の反応が広く出現していました。こちらの方は週1で通われて定期的に治療を受けていくうちに、症状が気にならなくなったとの事です。

反応点的に捉えれば、眼、側頭筋の反応になりますが、東洋医学の中医的発想になると12月は普段より長時間寒くて風の当たる環境にいたということもあり、風邪(ふうじゃ)の影響をモロに受けたという事になります。風邪は、遊走性の邪気ですから、症状の現れる場所があちこち変わったりするのが特徴です。

一方で「眼瞼痙攣」は視床、大脳基底核、脳幹の神経伝達異常が原因と考えられていますが、正確にははっきりと分かっていません。また、向精神薬、睡眠導入剤などの薬物の内服によっても起こりうるとされています。

そして、必ずしも眼の周辺がピクピクするとは限らないのが、眼瞼痙攣です。眼がギューッと閉じてしまい、開けにくい状態にもなります。MRIでも異常が出なかったり、他の病気と間違われる事もあります。

眼瞼痙攣と眼瞼ミオキミアを見分けるポイントは、「自分の意思で眼を開けていられない状態かどうか?」です。

このような症状や何かお困りのことがあれば、まずは当院へご相談ください。

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