名前には、その年に流行した人や出来事にまつわる漢字が含まれていたりと、名前と世相は深く関連しています。
明治安田生命・生まれ年別名前ベスト10
こちらのサイトでは、1912年まで遡ってランキングを見ることが出来ます。ご覧の通り、男女共に昔と現代とでは名前の付け方や使用される漢字が、異なってきています。
私が高校生の時に読んだ小説の中に「蓮」という名前の少年が出てきて、良い名前だなぁ、もし将来男の子が生まれたら蓮と名付けよう!と思っていましたが、今ではもはや蓮という名前はランキング常連となっています。
そして親戚や友知人のお子さんの名前の漢字はきちんと読めますし、名付けた理由を聞いても良い名前だなぁと思うので、俗にいうキラキラネーム、珍奇ネームは本当に実在するのだろうか?と、以前思っていました。
しかしここ最近、ある場面で「ルビがないと読めない名前が本当に多い!!」と実感し、衝撃を受けたのです。
民法では命名行為に関して規定はなく、難解な読み方であっても問題はないとされていますが、姓名診断では命名においては、とにかく「読めない名前をつけてはいけない」というのが前提条件となっています。
面白いことに、林修氏がキラキラネームと学力の相関について話しています。
この林修氏の話には、共感できる部分があります。さらに現代では、神社やお寺、あるいは姓名診断を行う者へ命名依頼をする両親は、そもそも生活水準が高いともされています。
姓名診断の方法については日本古来から様々な手法があるそうですが、両親が外国人であったり、ミドルネームがある場合はどうなるのか、とも思います。
〜あとがき〜
ちなみに私の美帆という名前は、父方の祖父母が「美しい帆船のように、どんなことがあっても進んでいくように」という意味合いを持たせて案を出したのですが、母は大好きな「帆立の帆」でもあるので、即決したそうです。
帆船×帆立のダブルミーニング的な名前ですが、今考えるとどちらも海にちなんだものですね。
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