月齢と地震発生の相関

現象

今朝、母とLINEでこんな会話をしていました。

母:「最近ニュースで北海道〜東北にかけてマグニチュード7規模の地震の警報についてとかを、目にすることが多くなった。もしかしたら日頃から地震に備えるように促してるのかも?地震が起こるとなれば、混乱が生じたり、買い占めも起こる。だから、今一度身の回り確認しなくてはいけない!」

私:「えっ、そんな警報についてとか、流れているの?ぜんぜん知らなかったよ。いざという時に、備えないとね!」

こんな、たわいもない内容でした。

すると本日17:40に茨城県南部でマグニチュード5.0、そして18:51に南太平洋フィジー諸島南方でマグニチュード7.0の地震発生。

本当に、単なる偶然だと思いますがあまりにもタイムリーで驚きました。幸い、津波による被害などはなかったそうです。

日本は、地震大国です。気象庁では24時間体制で、全国に設置した地震計、津波観測施設などのデータから、地震や津波を監視しています。 地震や津波が発生すれば直ちに、警報や情報の発表が行われます。

個人でも、何か前兆として予期できるものはないのでしょうか。

地震の前兆に関して、地質学者・石渡明先生の記事が、非常に分かりやすかったです。

地震の前兆の可能性がある自然現象

地震の前兆の可能性がある自然現象

地震の発生については、過去の大きな地震が人工地震説という陰謀論、地震は地球のデトックス、様々な説を聞いたことがありますが、正直これらに根拠があるかはなんともいえません。

 

そして私が注目したいのは、地震と月齢の相関です。

昨晩は、満月で442年ぶりの皆既月食+天王星食が日本のほとんどで観測できた日でした。たくさんの方が、この皆既月食を観測されていたかと思います。

昨日の月

満月の日にお産が多いというように、月が人間に影響を及ぼすのなら、地球にも何かしらの影響があってもおかしくはないはずです。

満月や新月の時に地震が発生しやすいという地震予測論については、真新しいものではなく、19世紀にフランスの地震学者のAlexis Perreyがすでに当時から唱えていたものでした。

気になるので様々な団体の研究データや論文をざっと見てみました。

この地震発生と潮汐(月と太陽の引力によって起きる、海面の昇降現象)の関連については世界中で研究され、今でも議論されていますが、やはり地震発生と地球潮汐には何かしら関係があるようだ、というものを多く目にしました。

通常、潮汐のみで地震を起こすことはなく、あくまで潮汐力が最後の引き金となり、地震が起きることがあるそうです。

地震発生のメカニズムとしては、プレートの境界、陸地の岩盤にたまったひずみ(エネルギー)が長い年月をかけて大きくなり、そのうち岩盤は急速にずれて壊れ、その時に地表に衝撃が伝わり、その現象を地震といいます。

どことなく、地震のメカニズムが、過緊張した筋肉が急激に動かされたり無理な体勢をとったことで引き起こされる、ぎっくり腰などに似ていると思いました。

〜あとがき〜

2016年11月14日は、68年ぶりに月が地球に大接近するエクストリーム・スーパームーンと呼ばれ、大地震が起きるのではと予測されていました。そして同年11月22日には、福島県沖でマグニチュード7.4の地震が発生しています。

2016年11月17日 スーパームーン後の余韻 オーストラリアにて撮影

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