生命の「光と陰」と鍼灸

こころ

友人、知人の妊娠・出産報告が相次ぎ、とてもハッピーな今日この頃です。

一般的に、妊娠・出産は喜ばしいことです。

鍼灸業界では不妊に対する治療がメジャーとなってきており、不妊症には鍼灸が効く!という認識をもっておられる方は多いかもしれません。

新しいいのちの誕生には、夢・希望があり、喜びに満ちあふれています。

しかし、逆にメンタルヘルスの問題で死を望むような方に対しての治療は、あまり周知されていません。また、積極的に治療したがる鍼灸師も少ないです。

実はメンタル系の症状がある方に対して、施術をしたがらないという鍼灸師が多いのも事実です。

話を聞かない、話がやたらと長い、こちら側の説明を理解しない、予約時間を守らない、無断キャンセルする…etc. 比較的、こういった事例が多いためです。

「そういった患者は診ません」と公言しておられる先生も多いです。これは治療家としてのスタンスなので、それはそれで良いと思います。

私の考えとしては症状の改善、未然予防、セルフケアという面で鍼灸はかなり良い手段なので、もっと多くの人に鍼灸を知ってもらい、受けてもらいたいです。ですから、どんな人も歓迎です。もちろん、メンタルの問題でお悩みの方も大歓迎です。

あくまで例えですが、不妊治療が「光」なら、自殺願望が強い方への治療は「陰」となります。

人間は、常に「光」だけを見て生きていたい生き物です。

しかし、古代インド哲学思想、東洋哲学・医学の一元論や、精神世界でよく言われている事からすると、「すべては一体」となります。

院長もよく龍樹会の時に「万物はすべて一体であり、光と陰があるように見えているのは人間がそう捉えているだけ」と話しております。

生まれた命も、やがては朽ちていきます。これは生きとし生けるものの宿命です。

私達は光を見るのと同時に、陰も見ているのです。 この光と陰の話やそれに近いものは、多くの世界的メンターもよく話している内容です。

ちょっと難しい話になりましたが、精神世界分野の指導を院長は昔行っていたので、この手はかなり詳しいです。

 結局何が言いたかったかというと、「光も陰も、同じものなんだよ」ということです。

何か質問やご相談がありましたら、お気軽にLINEでお尋ねください!

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