介護予防
人に弱みをみせたくない、
できれば介護されたくない、
この先どうなるかが不安…
介護は考えれば考えるほど、不安になります。
鍼灸治療で、介護予防ができます。
元気な身体で、今も、これからも楽しみましょう。
超高齢社会にむけて
これからの日本に間違いなく訪れるのは、超高齢社会です。超高齢社会とは、65歳以上の人口の割合が全人口の21%を占めている社会のことです。日本は、1970年に「高齢化社会」に突入し、その後も高齢化率は急激に上昇し、1994年に高齢社会、2007年に超高齢社会へと突入しました。今後も高齢者率は高くなると予測されており、2025年には約30%、2060年には約40%に達すると見られています。より身近に、そして確実に起こる社会問題です。
それに伴い心配されるのが、介護問題です。介護を必要とする高齢者が増え、それを支える介護者の不足です。その対策としては、介護者の充実と、介護を必要としないように元気になることです。
介護予防とは
介護を受けない、介護を必要としないように防ぐことが「介護予防」です。介護保険法の改正においても、この「介護予防」の考えが、国の制度として導入されてきています。予防を強調するのは、その先に起こる問題に対しての解決策が難しいからでしょう。ともかく、介護ができるだけ必要とならないように、準備はしておきたいものです。
病気と同じ、なってしまってから対策するよりは、なる前に対策する方が効果的です。特に高齢者の体の回復力から考えると、一層その「予防」が重要になってきます。寝たきりを予防することは重要です。
では、その「介護予防」を実践するには、具体的にはどうすればいいのでしょうか?
脳血管障害と認知症予防
要介護状態になる原因の第1位、2位が、頭に起こる病気です。どちらも誰もが避けて通りたい疾患です。それは、寝たきりになったり、障害を残す確率が高く、また明確な対策が少ないからです。
原因、症状にこそ違いはありますが、共に脳内の血液循環不良を考えます。脳血管障害は、脳細血管の狭窄や梗塞が影響します。そして、認知症の原因はまだ解明されていませんが、脳血管障害が一因にあるものもあります。
つまりこれらの対策、予防として、脳血液循環の改善があげられます。そして、認知症に対しても、鍼灸治療でできることがあります。( 認知症治療 については、こちら)
関節疾患予防
高齢者の関節疾患と言えば、リウマチ、そして軟骨がすり減って起こると言われる変形性股関節症や、膝関節症はよく聞かれます。軟骨がすり減ってくるから仕方ない…、長年の負担の積み重ねだから痛むのも仕方ない…、本当にそうでしょうか?
画像診断(レントゲン、CT、MRI)では、確かにすり減っているかもしれません。しかし、それと痛みが出るかどうかは別の問題です。事実、ほとんどの高齢者に、軟骨の磨耗は見られます。けど、痛みが出る人、出ない人がいるのは、痛みの原因がそれだけではないことを意味します。
痛みは、主に皮膚と筋肉から発生します。だから、ここに鍼やお灸をすることで、痛みを和らげることができます。痛みがとれれば、活動的になることができます。
骨折・転倒予防
骨折は、転倒の結果が主です。もちろん、骨粗鬆症などの疾患により、骨折だけ起こるリスクもあります。しかし寝たきりになる可能性がより高いのは、転倒による骨折でしょう。したがって、その原因を予防するには「転倒予防」を考える必要があります。
では、どのようなときに転びやすいのでしょう? 意外に、転びそうな場所や要因があって転倒するのではなく、日常の何でもない状況でよく転ばれています。つまり、高齢者の転倒予防を考えるには、住宅改修や施設の設備を整えるなどの環境整備だけでは不十分で、高齢者自身が転ばない予防をする必要があります。
なぜ鍼灸治療で介護予防ができるのか
これらの要介護状態になる原因を、鍼灸治療、反応点治療でどう予防していくのか?
鍼灸刺激には、局所の血管拡張作用、血流改善作用があります。頭皮への皮膚刺激が、血流改善を促せば、脳血管障害、認知症予防に効果はあると考えられます。
関節疾患については、軟骨や骨よりも、まずは筋肉に注目します。痛みが問題です。痛みに対して動かさないことが、関節拘縮、筋肉の萎縮を生み、衰えていきます。したがって、痛みをとり、適度な運動を続けることが関節疾患の対策と予防になります。
骨折・転倒の対策は、平衡感覚の改善です。特に、平衡感覚の不調は、見過ごされやすい問題です。自覚症状としてわかりにくいこともありますし、通常医療では見逃されやすい部分でもあります。
そして反応点治療の大きな特徴に「不調のある部分の状態をいち早く発見することができる」があります。反応点は神経を介して現れ出るものなので、たとえわずかな不調であっても発現します。自覚症状に現れる前の対策を可能にします。
おわりに
いつまでも元気で過ごしたいのが、誰もの願いです。できる限り介護は受けたくない、自分の力で自由に過ごしたい思いがあります。それには、病気と同じで、未前に防ぐ「予防」も大切です。
しかし、予防を一人で行なうのは難しいものです。甘えも出ますし、自分ではわからない身体の不調が必ずあります。ですから、健康管理は人に見てもらうのも一つです。鍼灸院に定期的に通うこと、それは健康づくり、そして介護予防にもつながります。龍樹鍼灸院では、介護予防のためのセルフケア指導にも、力を入れております。