インドで野生の猿に噛まれた話 狂犬病リスクは?(前編)

インド

2014年5月のGW、友人とインド旅行に行きました。2010年にインドカレーを生まれて初めて食べた事がきっかけでインド文化にどハマりし、念願叶ってのインド旅行でした。

この時は北インド周遊旅行のツアーで、1日目は夜にデリーへ到着して宿泊、そして2日目はガンジス川の近くのヴァラナシへ泊まりました。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ヴァーラーナシー


3日目・現地時間の早朝5:30、ガンジス川のほとりを散歩するため、ガイドの男性と友人と一緒にホテルを出ました。

朝早くから、ガンジス川の辺りには沐浴するために人が大勢集まっていたのをよく覚えています。

道中、野生の猿がそこら辺にいました。ニホンザルとは違い、小さくて尻尾の長いオナガザルのようなサルでした。

友人が「おさるさん可愛い〜っ!♡」と、フラッシュをたいて写真を撮ったところ、複数のサルたちが「ムキーっ!!!」と激昂しました。

すると次の瞬間、そのうちの1匹の猿が物凄い勢いで駆け寄り、私の左スネをガブリ!と噛みました。

とんだとばっちり&あまりにも突然の出来事で、何が起こったのか一瞬分かりませんでした。ですが、噛まれた時はめちゃくちゃ痛かったです。

じんわり出血したくらいで、そこまでの怪我ではなかったのですが、ガイドに「猿に噛まれた!!」と訴えると「唾でもつけとけ」くらいの反応で、何か特別に対処する素振りもありませんでした。

猿がカメラのフラッシュで怒るとは知りませんでしたし、ガイドの男性が私たちから離れて後ろにいた時に起こった出来事でした。


野生動物に噛まれた時に心配なのが、感染症です。日本国内では現在は確認されていませんが、インドでは狂犬病に感染するリスクがあります。ほとんどは犬からの感染ですが、稀に猿からの感染もあるということです。

狂犬病|厚生労働省
狂犬病について紹介しています。

野生動物に噛まれたのはおそらく初めての出来事だったのでかなり衝撃的でしたし、最悪のパターンを想定し、ガンジス川の辺りでそのまま死んでしまうのかとも考えました。

その後も不安なままガンジス川周辺の観光を一通り終え、いったんホテルへ戻りました。

そして日本の旅行会社を通して、現地の旅行会社へ「猿に噛まれたが何も対処してくれない!」という旨を伝えると、対応が一変。

現地の統括マネージャーらを含む3名のインド人男性がミニバン車で颯爽と現れ、丁寧に謝罪をして名刺まで渡してくれました。

その後、訳もわからないそのまま私は現地の病院へ連れて行かれたのでした。

〈後編へ続く〉

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