さて、突然ですがクイズです。
「運動をする方は◯◯のケアを!」
↑この空欄に当てはまる言葉は何だと思いますか?
答えは、ちょっと意外かもしれませんが、「内耳(ないじ)」です。
内耳に異常が起きると、平衡感覚の乱れやめまい・ふらつきが起こります。
「平衡感覚のケアって、どうやってするの?」と思われる方も多いでしょう。
平衡感覚=内耳のケア、ということになりますが、鍼灸治療とセルフケアで改善した症例はいくつもあります。
内耳の環境は比較的変わりにくいので、すぐに良くなるというものではなく、比較的時間がかかる場合が多いので、根気良く治療とケアを継続することが改善への鍵となります。
実は、生命活動にあまり関係のないように思われる平衡感覚ですが、動物や昆虫では命に関わるものです。
なぜなら平衡感覚の不調でめまい・ふらつきが起きて餌を充分に狩ることなできなければ、餓死するからです。
ヒトではあまり重要と認識していない方もおられますが、あらゆる不調の原因に、〈自覚のあるめまい〉〈自分で気が付かないめまい〉があるのです。そして日頃悩んでいる不調の原因が、この内耳によるものだったりもします。
患者さんの中には、「ラテンダンスをずっとやっていたけれど、60歳でめまいが酷くなり、辞めざるを得なかった」という方もいます。
長年続けてきた生き甲斐のダンスを、不調が原因で辞めなければいけないというのはとても辛いものです。
フィギュアスケーター、ポールスポーツ、陸上競技のハンマー投げ・円盤投げなど回転運動が主となるものだけではなく、あらゆる競技で平衡感覚はパフォーマンスに関わる重要な部分です。
「病院へ行っても、特に悪い所が無いのにめまいが酷い」という原因不明のめまいで悩んでいる患者さんも、当院には多く来院されています。
〈めまい・メニエール病についてはコチラ〉
そして内耳の不調や、TCH=Tooth Contacting Habit(歯列接触癖)によって、結果的に痙性めまいへと発展する場合もあります。
龍樹鍼灸院での治療は、原因不明のめまい・内耳の治療に、特化しています。
もちろんスポーツをする方だけでなく、誰もが日頃からセルフケアを心掛けることが大切です。
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